悪い姿勢・習慣が骨の変形を起こす
姿勢が腰に与える影響は非常に大きく、悪い姿勢は腰に負担をかけて、椎間板の機能や筋力を低下させます。
悪い姿勢でいると、一時的には楽に感じるかもしれませんが、骨や筋力の状態を悪化させることになります。
長年かかって体に染み付き、無意識に行っている悪い姿勢を直すのは難しいかもしれませんが、できるだけ良い姿勢を心がけましょう。
当院ではまずお身体のコリをとり、骨盤矯正を行い、良い立ち姿勢のアドバイスを行っております。
個人差はございますが約6回位の通院で見違えるほど姿勢が良くなられております。
立つよりも座る方が姿勢が崩れてしまい、座る事で楽になるのは足の筋肉だけで、腰には立っている時以上の負担がかかりやすいのです。座った状態で上体を前に少し傾けると、まっすぐに立っているときの2倍近い力が椎間板にかかります。
骨や筋肉にも同じような負担がかかり、よほど気をつけない限り、座ることは腰にとって、けっして 楽な状態ではないのです。
一般に、良い姿勢で座っている人は少なく、浅く腰かけて足を投げ出す悪い姿勢で座っている人が 多いのです。
このような姿勢は、筋肉を余計に緊張させて、腰の負担をますます大きくします。
車の運転の場合も、姿勢によって腰への負担が違います。
パソコンで会社でも家庭でも長時間、椅子にすわっている人は、 身体に合わないイスに長時間、悪い座り方をしていると、腰痛を起こす大きな要因となるので注意しましょう。
肥満は万病のもと、腰にも負担がかかる
肥満は万病のもとといわれ、糖尿病や動脈硬化など、さまざまな生活習慣病を引き起こす要因のひとつとされています。
肥満と腰痛の発生率についての確実な関連性は証明されていませんが、椎間板変性症の患者さんは、肥満度の高い人に多く見られます。
腰には上半身の重みがかかるわけですから、体重が重いほど腰にかかる圧迫力が大きくなるのは当然で、それだけ腰椎に負担がかかっています。
加えて、中年太り、脂肪太りの人は腹筋が弱くなっているケースが多く、お腹が突き出してしまいますから、腰椎のズレを起こしやすくなります。
ダイエットは骨を弱くする
ダイエットをするとカルシウムの摂取量が減り骨密度が低下します。
無理なダイエットにともなう無月経症による女性ホルモンの減少によって、骨密度はさらに低下します。
運動不足は脊柱の働きの低下を招く
骨や筋肉を安定した状態に保つには、適度な運動が必要です 。
運動不足は脊柱の働きの低下させます。
椎間板や靱帯の新陳代謝にも、適度な運動による刺激が必要です。
激しい運動よりも水泳やウォーキングなど、腰に過剰な負担のかからない運動をおすすめします。
筋肉の使いすぎが腰痛起こす
運動不足は当然として、運動のしすぎも腰痛の原因になります。
体にとってはスポーツだけが運動ではなく、仕事など、筋肉を使うことはすべて運動と同等に働きをします。 立ちっぱなし、座りっぱなしなど、同じ姿勢を長く続ける仕事でも腰痛を起こしやすくなります。 同じ筋肉を使い過ぎることになるのです。